最近、やたらと味噌汁がうまい。
学生時代は<別になくても構わん>くらいに思っていたのだが、今では食卓に欠かせない存在となっている。
温かい味噌汁をズズッと流し込むと、「あ゛ぁぁぁぁぁ」とまるでおっさんのようなため息をついてしまう小人であった。
会社でも味噌汁を飲みたい。
ところで、昼食は何派が多いのだろう。
外食派、コンビニ派、テイクアウト派、カップ麺派、弁当派。
様々ではあると思うが、弁当持参派にとっての悩みが「汁物」だ。
やはり昼食にも温かい味噌汁があったほうが、ホッと一息つける。
だが問題は、どうやって家から会社まで運ぶかだ。
真っ先に思いつくのは、「スープジャー」に入れて持っていく方法だろう。
実は小人も試してみたことがあるのだが、2つの問題に直面し、結局やめてしまった。
1つ目の問題は、中身が漏れてしまうこと。
しっかりと蓋を閉めても、通勤途中で横に倒れてしまったりすると、会社に着く頃には中身が少し漏れてしまっている。
なかなか厄介なのだ。
2つ目の問題は、中身が冷めてしまうこと。
ある程度は仕方がないと思うのだが、ぬるくなった味噌汁やスープではやはり物足りない。
小人は熱々を所望する。
小人はひらめいた。
もちろんスープジャーの中には漏れにくいものや、レンジで温められるものもあるだろう。
だが機能性が高いものはそれなりの値段がするし、実際に使ってみないことにはどれほどのものかわからない。
そこで小人は思いついた。
味噌と具材だけを入れて持って行き、会社でお湯を入れればよいのだと。
それならば漏れる心配もないし、熱々の味噌汁を飲むことができる。
ちなみに、市販の<味噌汁の素>は使わない。
意外とコストがかかるのと、塩分や添加物が気になるからだ。
小人は手作りの味噌汁の素を作るべく、ネットの海へと飛び込んだ。
作り置きができる味噌汁。
ご存知だろうか。
「みそまる」を。(「みそ玉」とも言う)
作り置きが可能な味噌汁として、一部の人間には知られているようだ。
近年「作り置きレシピ」なるものが流行しているが、まさか味噌汁まで作り置きができるとは。
これがみそまるだ。
まるでトリュフのように、なんとも可愛らしい見た目をしている。
まさに「映え」というやつであるな。
上手にできたら二等兵に見せびらかそうと、小人は期待に胸を膨らませ、早速挑戦してみることにした。
「みそまる」は可愛くなかった。
味噌の中に具材を混ぜ込みラップで丸めてみたが、ひどく面倒くさい。
そしてなにより、全く可愛くない。
まるで泥団子のような出来栄えになってしまったのだ。
どうしたら上記の画像のように可愛らしく作れるのだろう。
皆目見当もつかない小人は「映え」を諦め、製氷機を買いに100円均一へと走った。
製氷器で作ると楽である。
ラップで包んで丸めるのは手間がかかったので(ラップを小さく切る作業が面倒であった)、小人はできるだけ簡単な作り方を模索した。
そして編み出した作り方は、こうだ↓
①製氷器にアルミカップを装着。(左上)
②好きな具材を用意。(左下:麩・白胡麻・乾燥わかめ・とろろ昆布)
③カップに入れる。(右上)
④味噌を具材の上から入れる。(右下)
あとは蓋をして冷凍庫に入れ、使うときにアルミカップから出してスープジャーに入れるだけだ。
味噌は冷凍しても凍らないので、すぐに使用しない場合は必ず冷凍庫で保管しよう。
我が家は3種類の味噌をブレンドしているが、1種類だけでも問題ない。
出汁の入っていない味噌を使う場合は、粉末だしを少量入れるとよいぞ。
スープジャーは安くてよいのだ。
作り置きをしておけば、スープジャーにみそまるを入れて持って行くだけなのでとても手軽だ。
弁当用だけでなく<味噌汁を飲みたいが作る時間がない>というときにもお湯を注ぐだけでよいので便利でおる。
二等兵も大喜びだ。
毎朝いそいそと冷凍庫からみそまるを取り出し、会社でズズッと一杯やっているらしい。
ちなみに、漏れや冷めの心配がないのでスープジャーは安いもので充分。
我が家はアイリスオーヤマのものを使っている。
税込1,780円とお手頃な価格だが、今のところ問題なく使用できている。
これからの季節は冷房で身体が冷えるので、夏こそ温かい味噌汁で身体を癒してあげたまえ。
「みそまる」は家用にも職場用にも大変便利であるため、
全力でおすすめする。