前回「情報セキュリティマネジメント」がどんな資格なのかについて簡単に書いたので、今回は試験の概要について。
情報セキュリティマネジメント試験の内容。
情報セキュリティマネジメント(以下:SG)の試験内容について軽く説明しておこう。
まず、試験形式と試験時間については、下記の通りだ。
午前・午後ともに100点満点中60点以上で合格となる。
出題内容はセキュティ全般知識から関連法規までと、わりと幅広い。
だが、専門知識を問うだけではなく身近な事例をベースにしているため、そこまでとっつきにくい印象はなかった。
個人差はあると思うが。
午前は四肢択一形式だが、午後はケーススタディを用いた多肢選択形式で、実践力を問う内容となっている。
ちなみに受験資格や年齢制限はないため、SGは誰でも受験することができる資格だ。
年2回受けられる。
あ、今更だがなぜ「SG」なのかと疑問に思っている人間もいるだろう。
セキュリティマネジメント= Security Management
略すなら「SM」ではないのかね?と思うだろうが、既に別の試験の略称で使われているため、Managementの「G」を取って、SGということらしい。
まあどうでもいいか。
さて、SGを受けられるのは年2回。
令和2年度より<CBT方式>を採用しており、上期と下期に実施されている。
今年(令和3年度)の上期の試験は7月に終了しており、下期の試験は10月頃~2022年1月頃の実施が予定されているようだ。
CBT方式とは如何に。
ところで、<CBT方式>をご存知だろうか。
これまでの試験は「試験会場に行って全員一斉に筆記試験を受ける」という形式が一般的だった。
しかし、近年注目されているのが<CBT>と呼ばれる試験方式だ。
コロナ感染拡大の影響を受け、昨年あたりから急速に普及し始めている。
<CBT>とは “Computer Based Testing” の略称で、その名の通りコンピューターを使用する試験方式だ。
テストセンターと呼ばれる試験会場に出向き、設置されているコンピューターを使って受験をするのがCBT方式。
鉛筆でマークシートを塗りつぶす必要は、もうない。
君は画面に映し出される問題を解き、解答をマウスでクリックするだけでよいのだ。
(あるいは、キーボードを使って文章を入力するだけ)
従来の試験だと「7月の第三日曜日」などというように日にちが指定されているが、
CBT方式では「7月1日〜7月31日」のように一定の期間が設けられており、その中で都合に合わせて日にちや時間帯を選ぶことができる。
これによって、受験できる機会が大幅に増加するであろう。
また、試験会場(テストセンター)も各地に用意されているので、遠方でしか受けられないから近くのホテルに前泊して・・・
なんてこともなくなるのだ。
<利便性が高くなる>という点では、大きなメリットと言える。
初心者でも大丈夫。
CBT方式を導入している試験と導入していない試験があるが、これから拡充していくことは間違い無いだろう。
IT系の試験だと「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」も導入されている。
実を言うと、小人はCBT方式を受験するのは今回が初めて。
操作が難しかったらどうしよう、不具合が起きたらどうしよう….
などと初心者ならではの不安に襲われていたのだが、何も難しいことはないので心配ない。
だが、まだCBT方式を経験したことがないという君のために、当日の記憶を呼び起こそうと思う。
しばし待たれよ。
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[…] 「セキュマネ試験の概要について」前回「情報セキュリティマネジメント」がどんな資格なのかについて簡単に書いたので、 今回は試験の概要について。 情報セキュリティマネジメン […]
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