夏といえば、カレーである。
夏はカレー。
飴色に炒めた玉ねぎと、脂身の多い豚バラ肉。
そしてカレールウを使えば、最高にうまいカレーが出来上がる。
しかし、うまいものは「糖」と「脂質」で出来ているというのは周知の事実。
昔はよく何時間も煮込んだ特製カレーを作っていた小人だが、ここ数年はめっきり作らなくなっていた。
だがやはり、カレーは食べたい。夏だし。
そこでネットを駆使して様々なレシピを調べ、とある活路を見出した。
「カレールウ」と「カレー粉」の違いは?
つまり小人は、玉ねぎ・豚バラ肉・ルウを使わずにカレーが作りたいのだ。
玉ねぎや豚バラ肉なんかは他の野菜や肉で代用すれば良いのだが、問題なのはベースとなる「カレールウ」。
そもそも諸君は、「カレールウ」と「カレー粉」の違いを知っているかね?
実はこの2つは同じものではない。
簡単に言ってしまうと、<原材料が全然違う>のだ。
ここで例としてそれぞれの原材料の一部を挙げて比較してみよう。
植物油脂・小麦粉・食塩・砂糖・カレーパウダー・でんぷん・乳化剤・甘味料・着色料など
<カレー粉>
ターメリック・コリアンダー・クミン・こしょう・赤唐辛子・ちんぴ・香辛料など
おわかりいただけただろうか。
カレー粉の方はほぼ“スパイス”で出来ているのに対し、カレールウの方は色んなものが入っているのだ。
市販のカレールウさえ使えば誰でも簡単にうまいカレーが作れるのは納得である。
ルウをカレー粉で代用しようとしても、全くの別物になってしまうのも頷けるな。
ただ、カレールウはとても便利な商品ではあるが、食品添加物もかなり入っているため注意が必要だ。
近年カレールウを使用しない“スパイスカレー”が流行しているのは、カレーも健康的に食べたい人間が増えたからであろうか。
というわけで、なんとかカレールウを使わずにうまいカレーを作りたい小人。
今回挑戦したのは、名付けて『豆乳スパイスカレー 〜with 夏野菜〜』である。(ださっ)
「S&Bカレー粉」でグルテンフリーカレー。
スパイスカレーに欠かせないもの。
それは、『S&B 赤缶カレー粉』。
誰もが一度は目にしたことがあるであろう、超有名なカレー粉だ。
このカレー粉の特徴は、30種類以上のスパイスが配合されている点だ。
スパイスカレーにはたくさんのスパイスが必要だが、この赤缶さえあれば勝ったも同然である。(何にだ)
小人も最近購入したのだが、意外と本格的な味で驚かされた。
所詮市販のカレー粉だろうと舐めていたのだが、スパイスと辛味がしっかり効いているのだ。
公式HPには赤缶を使った様々なレシピが紹介されているので、買ったはよいが持て余しているという人間は参考にしたまえ。
材料は適当。
それではそろそろ本題に入ろう。
豆乳スパイスカレーの材料はこれだ↓
・鶏ひき肉 150g
・パプリカ(赤・黄) 1/2個
・なす 2本
・かぼちゃ 1/4個
・ミニトマト 5個
・無調整豆乳 200㎖
・S&Bカレー粉 大1.5
・にんにく 小1
・生姜 小1
・塩 小1/2
・好きなスパイス 適量
正直材料は適当だ。
なんでも好きな野菜を入れたまえ。
肉はヘルシーに鶏挽肉にしたが、合挽肉のほうが肉っぽさは出ると思う。
買い忘れたが、きのこ類を入れてもよいな。
作り方は簡単。
作り方はというと、こちらもわりと適当だ。
たしかこんな感じで作ったと思う↓
② 一口大に切った野菜、すりおろした生姜・にんにく、塩を加える。
③ あらかた火が通ったら、豆乳を加えて煮込む。
④ 好みのスパイスをで味を整える。
以上だ。何も難しいことはない。
豆乳を入れることでまろやかになるが、辛いのが苦手な場合は、砂糖やはちみつ等を少し加えるとよいかもしれぬ。
コクが足りなければオイスターソースやウスターソースを加えて調整せよ。
豆乳でとろみを。
正直食べてみるまで自信はなかったのだが、意外とうまく出来て驚いた。
豆乳の独特の臭みは全くなく、口当たりはまろやか。
後からスパイスの辛味が追いかけてくる感じだ。
トロトロのなすやかぼちゃの甘さもなかなか良かったので、この2つは入れることをおすすめする。
ルウを使わないカレーはとろみがつかないのが難点だったが、豆乳を入れることでとろみが出ることがわかった。
少し「ココナッツミルク」なんかを加えても、香りとコクがプラスされてより本格的な味わいになりそうだ。
スパイスカレーというと難易度が高めの印象があるが、S&Bのカレー粉を使用すれば簡単に作れるため、ヘルシーなカレーをお求めの方はぜひ。