「体にいい食べ物」の例として、
必ずと言っていいほど挙げられるのが
野菜・魚・発酵食品・大豆製品
そして、海藻だ。
ワカメで髪は増えるのか?
昔からよく聞く、
「海藻を食べると髪が増える」
という噂。
あれは、本当なのだろうか?
正直、小人はあまり信じていない。
たしかに海藻に含まれる「ミネラル」は、
髪に良い栄養素ではある。
だが、海藻を食べるだけで髪が生えたり増えたりするならば、
誰も苦労はしないのだ。
結局は、バランスの良い食事や運動・睡眠など、
生活の質を向上させることが、
健康な髪を育てるために重要なことなのだろう。
それでもダメなら、もう諦めたまえ。
二等兵は怯える。
「薄毛は遺伝する」という話もよく聞く。
二等兵は時々、父親の淋しくなった頭を眺めながら、
物思いに耽っている。
何か思うところがあるのだろうか。
実際問題として、
禿げているおじさんと、禿げていないおじさん、
どちらの割合の方が多いのだろう。
最近の技術は発展しているため、
もし人工毛をつけていたとしても、ぱっと見わからない。
そういえば、昔読んだ村上春樹さんの小説
『ねじまき鳥クロニクル』には、<かつらメイカーのアルバイト>
という不思議な仕事が登場した気がする。
たしか、街で見かけたおじさん達の頭の具合を、
「松・竹・梅」で評価するといった内容だった気がした。
今そんなバイトがあるとしたら、
よっぽど見る目を養わないと、難しそうである。
食べ過ぎは危険。
いつの間にか薄毛の話になっていたが、
今日のお題は「海藻」だ。
体によいと言われている海藻だが、摂りすぎには注意が必要だ。
海藻に含まれる「ヨウ素」というのは、
過剰に摂取すると、甲状腺の機能が低下してしまうらしい。
摂りすぎても足りなくても問題があるのだが、
日本人は基本的に海産物をよく食べるため、
そこまで不足を意識する必要はないのかもしれない。
むしろ注意すべきは過剰摂取の方。
基本的には排泄で調整されるらしいが、
食事で海藻を摂取しているのに、
さらにヨウ素入りのサプリメントを飲んでいたりすると
危険かもしれない。
体にいいからとむやみに食べ過ぎるのはよそう。
あるいは酢昆布の食べ過ぎにも注意が必要だ。
決して神楽の真似をしてはいけないアル。
ほどほどにな。
体に良いと言われているものであっても、
摂りすぎれば毒にも害にもなりうる。
結局は、適量を守ることが一番大事なのかもしれない。
髪を生やしたいという切実な思いはわかるが、
気をつけてくれたまえ。