「イガグリメイク」なるものをご存知だろうか。
ファッションと同様にメイクにも流行があり、
巷では「地雷メイク」や「中国メイク」など、SNS映えするものが人気らしい。
そして最近ちらほらと目にする「イガグリメイク」。
イガグリとはつまり、「毬栗(とげとげに包まれたままの栗)」のことだろう。
<<とげとげ栗メイク>>とは一体、どんなものなのだろうか。
わたしは摩訶不思議な想像を抑えきれずにいた。
さて、お気づきだろうか。
そうなのだ。その違和感は間違っていない。
「イガグリメイク」(とげとげ栗メイク)というものは、存在しないのだ。
そのことを、わたしはつい五分前に知った。
あまりに恐ろしい勘違いをしていたことに気づいたので、思わず筆を(正しくはMacを)取った次第だ。
「グ」はいらない。
どうやらわたしは
「イガリメイク」を「イガグリメイク」
だと思い込んでいたようだ。
地雷や小悪魔が蔓延っているのなら、イガグリがメイク界に来たとて、なんの不思議もないと。
そしてその結果、<とげとげ栗メイク>などという奇妙な化粧を想像していたのだ。
では、「イガリメイク」とは。
イガグリではないのなら、「イガリメイク」とはなんぞや。
わたしの頭は毬栗に蹂躙されているため、「グ」が抜けたとて大した違いはない。
おそらく、とげとげした茶色いメイクなのだろう。
そんな毬栗頭が行った調査によると、
「イガリメイク」とは、メイクアップアーティストの「イガリシノブさん」が施すメイク
のことだそう。
まさか人の名前だったとは。大変申し訳ない。
あまりメイクには詳しくないのでわからないが、こんな特徴があるらしい。
ナチュラルに、色っぽい。
自然に色気を出すことのできるメイクらしい。
若者だけでなく、幅広い層から評判の高いメイク法みたいだ。
パーツごとに抑えるポイントがあるらしく、
- アイシャドウは広めに。
- ファンデはツヤ感を意識して。
- チークはじゅわっとにじむように。
- リップは存在感のあるものを。
ざっとこんな感じのようだ。
これを参考に我が顔にメイクを施してやると、
おそらく「ツヤツヤでじゅわっとにじむような小人」が出来上がるのだろう。
キーワードは、「火照り感」。
ピンクや赤み系をうまいこと使い、自然な「火照り感」を出すことが最大のポイントだそうだ。
お風呂上がりの、あのほてった感じだろうか。
それならば「湯上がり美人メイク」と銘打った方が、わかりやすそうだが。
つまりは、
色気を出したいのなら、まずは風呂に入るべし。
ということなのだろう。
「イガリメイク」に挑戦したい方は、
イガリシノブさんプロデュースの『WHOMEE』コスメを使うのが間違いなさそうだ。