小人が抱え続けてきた疑問。
それは、「ナスには栄養がないというのは、本当なのか?」
という疑問だ。
ナスには栄養がない?
栄養がない野菜として有名なのが、ナスときゅうりだ。
きゅうりはあまり買わないので別に栄養がなくとも構わない。
だが、ナスに関しては話が別だ。
わりといろんな料理に使うことができるのでよく買うのだが、
値段は野菜の中でもわりと高め。
それなのに栄養がないだなんて、そんなことは許されない。
今までは信じたくなかったので調べてこなかったが、
なんだか急に真実を知りたくなったので、調べてみた。
安心してください、ありますよ。
結論から言うと、
「ナスには栄養がある」だ。
ないとばかり思っていたので、驚きの事実である。
とは言え、他の野菜よりも栄養価が素晴らしく高いというわけではない。
ご存知の通り、ナスのほとんどは水分でできている。
そのため、ビタミンやミネラルなどの栄養素は豊富とは言い難いのだが、
ナスにはナスなりの栄養が含まれているのだ。
特徴的な栄養素2つ。
ではいったい、どんな栄養素が含まれているのか?
それは、「ナスニン」と「カリウム」である。
「カリウム」はいろんな食材に含まれているので、聞いたことがある人も多いだろう。
簡単に言うと、<体内の余分な塩分を排出してくれる栄養素>だ。
むくみ予防や高血圧予防に効果的なので、積極的に摂り入れたい。
問題は、「ナスニン」だ。
ナスだからナスニンなのか、ナスニンが含まれているからナスなのか。
「鶏が先か、卵が先か」のジレンマに陥りそうなので、まあそこは置いておこう。
具体的にどんな栄養素なのかと言うと、「ポリフェノール」の一種だ。
ナスニンはナス特有のポリフェノールで、強い抗酸化力があることで有名らしい。
「抗酸化」とは、老化や生活習慣病、がんなどの元になる活性酸素を抑える働きをするもの。
つまりは、病気やアンチエイジングに効果的ということだ。
ナスニンは皮に含まれているため、皮ごと食べよう。
ナスとピーマンの味噌炒め。
ナスにも栄養があると判明したところで、早速ナスを食べよう。
いろんな調理法があるが、一番よく作るのが「ナスとピーマンの味噌炒め」。
夕食の主菜にもお弁当のおかずにももってこいなので重宝している。
豚肉とナスとピーマンを炒めて調味料を加えるだけなので、とても簡単だ。
大葉やじゃがいもを入れたり、豆板醤で辛くしてみたりなど、
いろいろとアレンジも利くのでこの夏大活躍しそうである。
ちなみに、どうやら「きゅうり」にも栄養があるようだ。