最近、チョコレート菓子を作ることが多い。
なぜかと言うと、
以前購入したクーベルチュールチョコレート1kgが、
いまだ使いきれずに残っているからだ。
しかも、期限は7月まで。
そう。タイムリミットまで、あと僅かなのだ。
バターも小麦粉も使わないだと?
チョコレートを使ってしまいたい。
でも、バターや生クリームは使いたくない。
小麦粉も使いたくない。
砂糖さんにもご遠慮いただきたい。
しかし、そんなことが可能なのだろうか。
結論から言うと、可能だ。
そんな馬鹿な!バターも小麦粉も砂糖も使わずに、スイーツが作れるだと!
と、騒ぎ立てている諸君。
落ち着きたまえ。
今からその証拠を、ご覧いれよう。
材料はふたつだけ。
これが、バターも小麦粉も砂糖も不使用のチョコレートケーキだ。
使用したのはたった二つ。
「チョコレート」と、「たまご」だけ。
本当だ。嘘ではない。
二等兵は最初信じてくれなかった。
材料は二つだけだと言っているのに、
「で、他には?」
と訊いてくる。
チョコとたまごだけだと言っておろうが。
・チョコレート 150g
・たまご 3個
板チョコレートを使用するならば、3枚で大丈夫だ。
砂糖は入れないため、甘いのが好きな人はミルク(スイート)を。
甘さ控えめが好みならば、ビターを選ぶとよいだろう。
バターや生クリームを使用したケーキには及ばないが、
たまにはこういったシンプルなケーキもよき。
ちなみに、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やすと、
しっとりしてうまい。
ハンドミキサーはあった方がよい。
作り方は簡単。
チョコレートを溶かし、卵黄を加え、メレンゲを混ぜ込んで焼くだけ。
具体的な手順は、
①チョコレートを刻み、湯煎で溶かす。
②①に卵黄を少しずつ加えて混ぜる。
③卵白をしっかりと立ててメレンゲを作る。
④メレンゲの1/3を②に加え、しっかり混ぜる。
⑤それをメレンゲのボウルに入れ、泡を潰さないように混ぜる。
⑥予熱したオーブンに入れ、170度で20分焼く。
以上だ。
焼き時間はオーブンによって異なるが、
竹串をさして生地がつかなくなればOK。
ネックになるとすれば、メレンゲの工程だろう。
手でメレンゲを立てるのはかなり骨が折れるため、
ハンドミキサーがないと不便だ。
まぁなくても作れることは作れるが、
翌日の筋肉痛を覚悟しておいた方がよい。
お菓子作りをするならばハンドミキサーは何かと使うため、
この機会に購入を検討してみては?
小人は1,000円ほどで購入したが、数年経った今でも問題なく使えているぞ。
子どもでも作れる。
板チョコレートを使用すれば、
包丁もスケールも使用しなくてよいため、
本当に手軽に作れる。
湯煎が面倒ならば、レンジで溶かしたってよいのだ。
お菓子作り初心者でも、挑戦しやすいレシピだろう。
夏休みに子どもと一緒に作るのもよいかもしれん。
ヘルシーと言うと語弊がある気はするが、
少なくともバターや小麦粉を大量に使用するスイーツよりは、
罪悪感は少なくてすむ。
グルテンフリーを心がけている人にもおすすめだ。
このレシピのおかげで、なんとかチョコレートを使いきれた。
と、思ったが。
50gだけ、余った。